「満洲国」文学研究会
【2014年10月27号更新】
ようこそ!「満洲国」文学研究会のページへ
2001年4月に発足した、広く近代中国東北部に生まれた言語文化(テクスト)を追う研究会です。
会員は現在、30人ほどがいます。
おもに「満洲国」期を中心とするので、かたい名前がついていますが、そこに暮らした人々の生活や言語状況を記した文学作品や記憶、
それを生み出した作家、さらに広く社会文化事情、、、について知ろうという集まりです。
とくに、中国語によって書かれたテクストや中国語を母語とする作家を扱っています。そこから日本語(日本人作家)との衝突と交流をも探っています。
具体的な活動としては、春と秋の定例研究会、紀要論集『中国東北文化研究の広場』の刊行(現在、第3号まで)&突発的な読書会です。
(それらの簡単な報告は、このページの以下をご覧下さい)
興味おありの方、ぜひご連絡下さい。
ニュース
- (外部リンク情報: 一つ下の研究会メイン・イヴェントと連動して、今週金曜に)(20141027UP)
講演会「中国近代文学、植民地、近代日本
〜時間、空間、エクリチュールをめぐって〜」
【講演】
「植民地文学と近代中国」・・・・・・・・・・・・張泉 (北京社会科学院 教授)
「中国東北淪陥時期文学の研究現状」・・劉暁麗(上海 華東師範大学 教授)
【日時】来たる2014年10月31日(金)午後12時40分から(16時ごろまで)
【会場】小会議室2(事務棟2階。東京外国語大学 府中キャンパス)
【アクセス】 JR中央線「武蔵境」駅のりかえ、西武多摩川線「多磨」 駅下車、徒歩5分。
あるいは京王電鉄「飛田給」駅北口より多磨駅行き京王バスにて約10分、 「東京外国語大学前」下車。
(駅やバス停方面から来て、キャンパス内すぐの建物。
ここの地図で3番の建物です)
- 「満洲国」文学研究会 第25回定例研究会 特別企画(20141027UP)
「満洲国」文学研究の現状と展開
(来聴歓迎、会費無料通訳あり)
【日時】来たる2014年 11月 3日( 月) 13:00 から 18 :00 ごろまで
【会場】東京外国語大学 本郷サテライト校舎 5階セミナー室
東京都文区本郷 2-14 -10(地図&
アクセスはこちらをご参照ください)
【プログラム】
報告
・「中国における「満洲」文学研究 〜「研究叢書」出版計画から」・・・・・劉暁麗(中国・華東師範大学教授)
・「華北淪陥区文学と「満洲」亡命作家 〜「梅娘文集」編纂事業から」・張泉(中国・北京社会科学院教授)
総合討論
- 「満洲国」文学研究会 第24回定例研究会 特別企画
金在湧教授講演会「植民地主義と文学 −国際研究会議の成果とこれからの展望−」
本研究会は、金在湧教授(韓国満洲学会前会長、韓国民族文化研究所所長、円光大学教授)の来日にあわせて
下記のように講演会を、ご案内申し上げます。
金先生は2004年からアジア各国の研究者を韓国に招き、「植民地主義と文学」をテーマとする
国際研究セミナーを連続9回主催して来られました。
来年度の第10回をもって一区切りとするにあたり、
これまでの成果と今後の展望についてお話しくださる予定です。
ご関心ある方はぜひご参加下さい。参加無料です。
【日時】2013年12月3日(火)15時から
【会場】東京外国語大学 本郷サテライト校舎5階セミナー室
東京都文京区本郷2-14-10(地図&
アクセスはこちらをご参照ください)
※18時ごろから懇親会も予定しております。
- (外部リンク情報)関連する他の研究会についてのご報告(20130717UP)
2013年度・第2回 租界メディア班の研究会
◎日時:2013年7月25日(木)午後4時〜午後6時
◎場所:神奈川大学・横浜キャンパス21号館405会議室
◎主催:神奈川大学非文字資料研究センター租界とメディア班、『良友画報』研究会
◎内容
一.報告
(一)「上海の日本語新聞『上海新報』がみた中国(T)」(孫安石、神奈川大学)
(二)「大連の中国語新聞『泰東日報』と植民地都市のトポス」(橋本雄一、東京外大)
(三)「大連の歴史地図の作成について」(木之内誠、首都大学東京)
二.年間予定と2013年開催の横浜シンポジウムについて
- (外部リンク情報)関連する他プロジェクトの研究交流会のご報告(20130401UP)
〔研究交流ワークショップ〕
東アジア近代都市の文化マップ制作をめぐって ―大連、ハルビンという歴史空間―
[参加プロジェクト]
・科研費プロジェクト「旧満洲地域の都市歴史文化地図シリーズ第一分冊「大連、旅順編」の制作」(基盤C)
・日本大学プロジェクト私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
「東アジアにおける都市形成プロセスの統合的把握とそのデジタル化をめぐる研究」
【開催日時】2013年3月9日(土) 13:00〜
【会場】東京外国語大学 本郷サテライト校舎4階セミナー室(文京区本郷2-14-10) 交通と地図
【研究報告】
・ハルビンデジタル歴史地図構築の成果と課題
-日本大学文理学部私学戦略基盤形成プロジェクトでの試み- ・・・松重 充浩(日本大学教授)、中心作業をされているお二人(日大関連機関)
・大連歴史地図制作の現状と課題 ・・・・・・・・・・・・・木之内 誠(首都大学東京教授)
・1920年、中国人の都市大連の使用法と地図作成 ・・・・橋本 雄一(東京外国語大学准教授)
・旅順高等法院を訪ねて ・・・・・・・・・・・・・・・・・平石 淑子(日本女子大学教授)
[主催]
科研費プロジェクト「旧満洲地域の都市歴史文化地図シリーズ第一分冊『大連、旅順編』の制作」
(代表:木之内誠 首都大学東京)
- 第23回定例研究会のご報告(20130228UP)
【開催日時】2013年2月28日(木) 13:00〜
【会場】東京外国語大学 本郷サテライト校舎
【研究報告】
・"citizenship"とは何か: 蕭紅と与謝野晶子の作品を読んで……… 垣原智子
(アメリカ・カリフォルニア大学・サンディエゴ校博士課程、首都大学東京客員研究員)
(概要)満州での体験を「住民」として書いた蕭紅の、そして「観光客」として書いた与謝野晶子の作品について考え、
彼女達の間での民族、社会階層、そして「故郷」に関する概念の違いを探る。
この二人の作家のアイデンティティは、自分とは異なる「他者」と自分を比べるからこそ自覚され、成り立つと言える。
・古丁の『附逆』作品再検討 ……………………………………… 岡田英樹(立命館大学名誉教授)
(概要)「満洲国」末期に書かれた古丁の4作品、「新生」、「西南雑感」、「下郷」(「農村へ」)、「山海外経」は、
いずれも露骨に「満洲国」を賛美し、国策への協力を謳歌した作品として、中国では「附逆」作品とのレッテルが貼られてきた。
しかし、その外衣の裏に隠された、古丁のしたたかな反骨精神を読み解くことは可能ではないかと考える。
わたしなりの「ヨミ」を示して、みなさまのご批判をいただきたい。
- 最新!! 研究会論集『中国東北文化研究の広場』第3号が刊行されました。(20121026UP)
【目次】についてはこちらをご覧下さい(創刊時の発刊のことばや創刊号・第2号の目次もあります)。
「満洲国」下の文化問題にかんする論考、資料復刻、書評や、研究会の活動報告などが集まりました。
- 第22回定例研究会のご報告(20120604UP)
【開催日時】2012年4月28日(土) 13:00〜
【会場】東京外国語大学 本郷サテライト校舎
【研究報告】
・ 村上春樹における「満洲」記憶--『1Q84』を中心に」
…………馮 英華(千葉大学大学院博士課程)
(概要)村上作品において文化的記憶が構築されるプロセスを、とくに
『1Q84』にある「満洲」文脈を通して考察する。具体的には、作品中の
「父」の「満洲」体験に始まり「父子」間にわたる記憶の継承の様態を、
実際の体験者の証言なども引用しつつ、観察する。
・「「関東州」と「満洲国」におけるラジオ体操--『満洲日日新聞』からの一考察」
…………代 珂(首都大学東京 大学院博士課程)
(概要)「関東州」や「満洲国」に設けられたラジオ放送局。放送網の形成に
おいて注目されたのがラジオ体操だった。『満洲日日新聞』に掲載されたラジオ
体操に関する記事(政策や聴衆の声など)を分析し、ラジオ体操の発端・発展・変容
および果たした役割について考える。
- 第21回定例研究会のご報告(20111216UP)
(特別企画)植民地都市を掘り起こす 〜大連をめぐる記憶学〜 (「大連歴史地図制作」科研ワークショップ)
【開催日時】2011年12月17日(土)午後一時から
【会場】日本女子大学 目白キャンパス 「百年館高層棟」301会議室
【アクセス】
日本女子大学目白キャンパス(東京都文京区目白台2-8-1)の正門を入って右側の「百年館高層棟」
山手線「目白」駅から都バス、学習院大学の向かいからも学バスあり。目白駅から徒歩なら20分
地下鉄副都心線「雑司ヶ谷」駅、有楽町線「護国寺」駅、都電「鬼子母神前」駅からも可
【プログラム】
13:20 開会
13:30〜 研究報告I
・「大連歴史地図」制作プランについて ――上海から大連へ
…………木之内 誠
・植民地都市大連の記憶地図 ――「たうんまっぷ大連」をめぐって――
…………佐藤 量
15:30〜 休憩
15:45〜 研究報告II
・蕭軍・蕭紅と大連
…………平石 淑子
・「関東州」の文化施設概覧
…………大久保 明男
・メディアと建物 ――「関東州」大連市庁舎完成をめぐる傅立魚の評論――
…………橋本 雄一
16:45〜 総合討論
17:20〜 研究会からの事務連絡など
17:30 閉会
- 第20回定例研究会のご報告(20110425UP)
【開催日時】2011年5月15日(日)午後一時から
【会場】東京渋谷、八雲クラブ(渋谷区宇田川町12-3 ニュー渋谷コーポラス1001号室。交通:渋谷駅から徒歩約5分。センター街、井の頭通りのいずれかを経て東急ハンズの裏側にある「渋谷ニューコーポラス」の10階1号室。
【研究発表】
・満洲映画協会設立以後の映画配給統制と映画館 ――「新京」を中心として
…………鈴木 大樹(すずき・ひろき 首都大学東京大学院 博士課程)
(概要)「満洲国」における映画の製作や統制を目的として設立された満洲映画協会。
李香蘭や甘粕正彦らの人物に比べて、映画配給統制のほうはこれまであまり注目されてこなかった。
その実態はどのようなものであったか。
本発表は中国語新聞『大同報』を主な資料として、首都「新京」における中国人向け映画館の上映状況を通して考察する。
・昭和十年代の芥川賞と「外地」
…………郭 炯徳(カク・ヒョンドク 早稲田大学大学院文学研究科 博士課程)
(概要) 近年、芥川賞に関する研究はメディア論の浸透とともに活発になっている。
しかし、それとは対照的に戦時期の芥川賞受賞作をめぐる研究は殆どないと言っても過言ではないだろう。
本発表は戦時期の芥川賞に関して、「内地文壇」という「文学の場」の変化の問題を「外地(主にはモンゴル、朝鮮、「満洲」)」という視角を通して検証する。
- 第19回定例研究会のご報告
【日時】2010年10月3日(日)午後1時から
【会場】東京渋谷、八雲クラブ
【研究発表】
「満洲国」における報徳思想普及の試みと現実………見城悌治(けんじょう・ていじ)
(概要)幕末の農政家・二宮尊徳に由来する報徳思想は、近代に入ると、天皇制国家を支える道徳教化思想として
影響力を持っていく。一方、日本が植民地を獲得し海外へ拡大していく過程で、
朝鮮半島や「満洲国」における「開拓民」などの勤労倫理として、またそれらの地域支配を支えるイデオロギーとしても、
援用されていった事実がある。
本報告では、「満洲国」にどのような形で報徳思想が普及されようとしたのか、他方その現実はどうであったのかを、
限られた史料の中から検討し、帝国日本による文化統合のありかたの一端を捉えてみたい。
(発表者紹介)千葉大学教員。近代日本思想史研究。著書に『近代報徳思想と日本社会』(ぺりかん社、2009年)、
『渋沢栄一 −「道徳」と経済のあいだ−』(評伝・日本の経済思想、日本経済評論社、2008年)、
『近代の千葉と中国留学生たち』(千葉大ブックレット、千葉日報社、2010年)など。
- 第18回定例研究会のご報告(2010)
(特別企画)岡田英樹先生ご退職記念講演 & シンポジウム
【日時】2010年3月13日(土)13時 〜
【会場】明治学院大学白金キャンパス 2号館2201教室
【プログラム】
13:00〜 開場/13:20〜 開会のご挨拶
13:30〜 第一部 岡田英樹先生ご退職記念講演
「満洲国」の文学研究30年−−これまで、そしてこれから
14:45 〜 第二部 シンポジウム
中国東北淪陥区・「満洲国」の文学をめぐる研究のいま
・日本の研究情況…………………田中益三[せらび書房代表。『朱夏』主宰]
・東北作家群の研究情況…………平石淑子[大正大学]
・韓国の研究情況…………………徐榮イン[ソ・ヨンイン(インは衣へんに因)。大邱大学校非常勤講師]
・中国の研究情況…………………橋本雄一[千葉大学]
・台湾その他の地域の研究情況…大久保明男[東京都立大学]
16:10 〜 総合討論(17時すぎ閉会)
- 第17回定例研究会のご報告(09/12/00UP)
【日時】2009年11月15日午後1時から
【場所】八雲クラブ(渋谷)
【研究発表】
・謎の「ミス満洲」………楊磊(よう・らい。首都大学東京・大学院博士後期課程)
概要
「新興大満洲国」と題するポスターに中国風の可愛らしい少女が描かれているが、そのモデルとなったのが「ミス満洲」だと言われている。
しかし、「ミス満洲」が造り出された背景、ポスターに登場した経緯、また少女の正体などについては不明な点が多い。
本発表は、当時の新聞(『盛京時報』、『満洲日日新聞』など)やフィルムなどの史料を用いて、これらの謎に迫りながら、「満洲国」におけるプロパガンダ戦略の一端を考察したい。
・遅子建の描く少数民族………土屋肇枝(つちや・としえ。成蹊大学ほか非常勤教員)
概要
黒龍江省の作家、遅子建の小説には北方狩猟民族がしばしば登場する。主には彼女の見知っているオロチョン族だが、2005年にはエベンキ族の百年を描いた長篇小説「額爾古納河右岸」を発表している。
その作品や長篇小説「偽満洲国」などに描かれた少数民族の姿を手掛かりに、彼らと戦争のかかわりを見ていきたい。
- 柳書琴氏による講演会のご報告(09/11/10UP
【日時】2008年6月8日(月)
【講演】「滿洲國」文學與臺湾文學比較研究的可能性(「満洲国」文学と台湾文学の比較研究の可能性)
柳書琴氏(台湾 国立清華大学台湾文学研究所 副教授)
【会場】国際善隣会館4階会議室
柳書琴先生は日本植民地期の台湾における中国近代文学を研究されています。
当日は、台湾での植民地文化研究の現状や東北への資料調査について話されました。またフロアとは、植民地期の日本語新聞の外地版に現れた各植民地のつながりなどが話題になりました。
柳先生は中国語で講演され、会場では日本語に通訳しました。
- 最新!! 研究会論集『中国東北文化研究の広場』第2号が刊行されました。(09/05/27UP)
【目次】についてはこちらをご覧下さい。発刊のことばや創刊号の目次もあります。
「満洲国」下の文化問題にかんする研究、文学作品翻訳、植民地期の雑誌紹介や体験談などが集まりました。
********************
- 第16回定例研究会のご報告(09/05/28UP
【日時】2009年3月20日(春分の日)午後1時から
【場所】八雲クラブ
【研究発表】
・疑遅の文学について 李青(大谷大学教員)
(概要)「満洲国」において創作活動した中国人作家、疑遅(本名、劉玉璋)の作品に見える特異性(ロシア文学の影響など)や芸術性を中心に考察しながら、作家と作品が持つ意味を考える。また彼の文学を通して、彼が生きた当時の社会をも垣間見たい。
・『コドモ満洲』について 柴村紀代(藤女子大学教員)
(概要)児童雑誌『コドモ満洲』は、昭和6年9月から旧満洲(中国東北部)の撫順中学校校長寺田喜治郎を中心に、小・中学校の国語担任有志が集まり、小学校国語の補助教材として、昭和11年12月まで月2回発行していた。この時期に出されていた現地での児童雑誌では、どのように事変を報じ、又、子どもたちにどのような国語教材を与えようとしていたかについて報告したい。
********************
- 第15回定例研究会のご報告
2008年9月28日(日)、八雲クラブにて
【研究発表】
・日本統治期大連の話劇活動 −−1916-1926年の文明新劇社の活動を中心に
大江 千晶(一橋大学大学院社会学研究科、博士課程)
【日本統治期の大連において、日本の植民化が進む中で、上海の話劇界と強いつながりを見せた文明新劇社の活動がどうあったのかを考察】
・国境を越える同窓会 −−植民地大連体験者たちによる1980年代以降の交流
佐藤 量(立命館大学大学院先端総合学術研究科、博士課程)
【植民地体験をもつ大連出身の日本人と中国人は、1980年代以降ふたたび交流を持つようになる。そのなかでそれぞれの植民地体験はどのように語られてゆくのか、大連出身者の同窓会活動をもとに分析】
- 講演会のご報告(08/07/08UP)
講演:金在湧(韓国 円光大学教授)
タイトル:The Representation of Manchuria in the Korean Literature in Late Colonial Period
(「植民地末期の朝鮮文学において「満洲」はどう表象されたか?」)
・日時:2008年7月14日(月)午後6時から、八雲クラブにて
【金在湧先生は日本植民地期の朝鮮半島や東アジアの文化事情を研究され、韓国民族文学研究所の所長も務めておられます。】
金先生は朝鮮語で講演され、会場で日本語との間を通訳しました。
なお、金在湧先生は今回、植民地文化学会シンポジウム「日本植民地下の朝鮮半島の文学」(7月12日)における問題提起者として来日されました。
- 第14回定例研究会のご報告(08/04/02UP)
日時:2008年3月28日
会場:八雲クラブ(渋谷)
研究発表
・「満洲国」成立以前の奉天における中国人商工業者 ……… 上田貴子(近畿大学文芸学部 教員)
・戦時下における袁犀とそのアイデンティティ ……………… 陳玲玲(北京市社会科学院 助理研究員)
- 本研究会でお話し下さった城戸久枝さんが、第39回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞されました。(08/07/08UP)
- 2007年末、読書会と忘年会のご報告(08/01/08UP)
第六回読書会
【日時】12月27日(木)(夕方から忘年会も)
【ゲスト】城戸久枝(ルポライター)
【演題】私につながる歴史をたどる旅を終えて
【ゲスト略歴】愛媛県生まれ。「日本生まれの中国残留孤児二世」という立場から、残留孤児、残留婦人、二世、三世へについてのルポルタージュを発表している。
【題材となった図書】城戸久枝『あの戦争から遠く離れて−私につながる歴史をたどる旅−』(情報センター出版局、2007年9月)
- 研究会の紀要論集『中国東北文化研究の広場』が創刊されました。(07/10/04UP)
「発刊のことば」や目次はこちらへ
- 第13回定例研究会のご報告(07/10/04UP)
【日時】2007年9月17日
【会場】八雲クラブ(東京・渋谷)
【研究報告】
・蒙彊政権期のモンゴル文学 -「青旗」新聞を中心に……ウリジバヤル(首都大学東京 大学院 博士課程)
・「満洲国」官僚「徐長吉」とアマチュア文学者「古丁」……石田卓生(愛知大学 東亜同文書院大学記念センター リサーチ・アシスタント)
【会からのお知らせ】紀要論集『中国東北文化研究の広場』創刊号など
- 第12回定例研究会のご報告
【日時】2007年3月16日(金)午後1時から
【会場】八雲クラブ
【研究報告】
・1920年代の大連中国人の文化活動 ―傅立魚や大連中華青年会を中心に― ……高紅梅(東京外国語大学大学院博士課程)
・“東北作家群”と呼ばれた人々 ―1930年代前半の哈爾濱(ハルピン)― ……平石淑子(大正大学教授)
- 2006年12月読書会
【日時】12月27日(水)午後3時〜 読書会/6時〜 忘年会
【ゲスト】 財部鳥子
【演題】 私の育った満洲国
【ゲスト略歴】 たからべ・とりこ:詩人。1933年新潟県生まれ。旧満洲佳木斯で育つ。1946年に日本に引き揚げる。詩集に『西游記』(地球賞)、『中庭幻灯片』(現代詩花椿賞)、『烏有の人』(萩原朔太郎賞)などがある。
【読んでおく図書】 財部鳥子著『天府冥府』(講談社、2005年7月)
【会場】八雲クラブ
- 第11回定例研究会のご報告(06/10/12up)
【日時】06年9月23日(土。祝日)
【会場】八雲クラブ
【研究報告】
・「満洲国」における中国語大衆雑誌『新満洲』について……史東陽(シー・トンヤン 東京外国語大学地域文化研究科修士課程)
・「満洲」農業移民映像とジェンダー ―満映女性監督・坂根田鶴子を中心として……池川玲子(いけがわ・れいこ ジェンダー文化研究所理事)
☆詳しくは、ちかぢか概要報告を下記「定例研究会」のコーナーにUPします。
- 06年7月読書会のご報告(06/8/28up)
【日時】7月27日(木)18時から
【お話】上笙一郎(児童文学評論家)
【関連図書】上笙一郎著『満蒙開拓青少年義勇軍』中公新書315番、1973年(現在、絶版。図書館などで借り出し可能)
【概要】上記のご著書を柱に、当時のたくさんの関係図書を紹介していただきました。義勇軍自身や周囲の文化制度による、義勇軍の表現・宣伝のあり方を垣間見ることができました。
- 第三回読書会(05年10月27日)のご報告(05/12/8up)
1932年に大連にお生まれになり、新日本文学会会員でもあられた文学評論家、田所泉さんに「劉鴻運自伝『アカシアの街に生まれて』(近刊予定)を翻訳して」と題して、お話し頂きました。at渋谷会場
こちらへ
☆この新しい読書会の主旨については、こちらへ
読書会
定例研究会
「満洲国」文学研究会について
研究会事務局
- 〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1 東京外国語大学 大学院総合国際学研究院、橋本雄一
- E-mail:yuhashimo( )tufs.ac.jp (@を補う)