2004年

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11月22日(第58回)

本当に久々の読書会となってしまった。しかしその間、研究会としては、作家の梅娘氏、研究者の張泉氏をお迎えして講演討論会を行ない、充実した8月と9月であった。
この日は中国児童文学研究者の河野氏にもご参加頂き、「東北淪陥区におけるラジオと映画の表現したもの=報告」「梅娘氏来日=報告」についてアドヴァイスをもらった。来年3月19日(土)に予定する第8回定例研究会には、河野氏に発表して頂くことになった。この調子で人員拡大をはからないと。

7月5日(第57回)

この日は9月11日に行う予定の第7回定例研究会の打ち合わせ。日本占領下に活動した中国人作家をお呼びしたいと考え、計画をねる。水道橋、喫茶店エリカにて。実現すると、この春の秋原さん講演と対をなすように、他者からの証言を聴く会になると思われる。各人多々いそがしく、二次会なしで帰宅の途に。

6月21日(第56回)

題材: 袁犀「貝殻」、定例会の秋原講演まとめ
3月におこなった第6回定例会での秋原さんのお話をまとめ、チェック。会員に研究会ニュースとして配布するため。
このあと、「満洲国」下の小学校に入学・卒業された方に聞き書き。子供の目線で見た「奉天」という街のこと、日本敗戦から引揚げまでの生活を興味深く聞く。どこにいても、このような体験を直接聞くことができるんだなと思う。また近代体験の普遍性と個人性のことを。こうした生の学習の機会も大切にしたい。

6月7日(第55回)

題材: 疑遅のプロフィール
ハルピン誕生秘話を含む東北叙事長篇を紹介。ロシア語・ロシア文学に親しんだ作家の特性とは。
作家プロフィールの集成に向けていよいよ大詰め(となるべき)。しかしまだあまり進んでいない。袁犀と金音はメイル上で討論することに。彦さんよ、がんばろうな!

5月24日(第54回)

題材: 姜霊非のプロフィール
夭折した作家の映画論、エッセイと、彼を追悼する金音、秋蛍らの文章を参照。

5月10日(第53回)

作品: 袁犀の諸作品(その3)
袁犀の短編小説を紹介。植民地と植民地後をつなぐ作家のエクリチュール。

4月19日(第52回)

作品: 袁犀の諸作品(その2)
近代中国北方史とともにある、東北人の生から死までを乾いた筆致で描く好篇に注目。

3月13日(第51回)

作品:秋原勝二の作品
 と二次会会場下見:JR品川駅港南口ビル「藏の桜」。