大久保明男のプロフィール
【所属】首都大学東京 准教授(中国文学)
【研究対象】20世紀前半中国東北地域の文学・文化、特に旧「満洲国」における文学活動、 日中間の文化交流、言語接触、相互表象、および「満洲開拓移民」や「中国帰国者問題」に関心を寄せています。
【主な論文】
- 「満洲国」の留日学生駱駝生と東京左連(『中国東北文化研究の広場』第二号、2009年3月、「満洲国」文学研究会)
- 『盛京時報』の文芸欄<文学>概観 附録:掲載作品・記事総目録(『中国東北文化研究の広場』創刊号、2007年9月、「満洲国」文学研究会)
- 偽満洲国作家古丁与日本文化(『抗日戦争時期淪陥区史料与研究』第一輯、2007年3月、百花洲文芸出版社、中国。張泉主編)
- 表象される「中国残留孤児」(『アジア遊学』2006年3月号、勉誠出版)
- ある青年作家の死−「満洲国」の文壇における姜霊非の足跡(西原和海・川俣優編『満洲国の文化 中国東北のひとつの時代』せらび書房、2005年3月)
- 雑誌『文選』とその周辺−藝文志派との対立を中心に−(『文化国際研究』第7巻、東京都立短期大学、2003年1月)
- 「満洲国」の文学についての中国側研究―九十年代(橋本雄一と共著、『朱夏』第16号特集「植民地へのアプローチ・この十年」、せらび書房、2001年12月)
- 「王昶雄「奔流」の改訂版について――日本語版との比較から」(『駒沢大学外国語学部論集』第52号、2000年5月)
- アイデンティティ・クライシスを越えて―「中国日裔青年」というアイデンティティをもとめて−(蘭信三編『「中国帰国者」の生活世界』所収、行路社、2000年2月)
- 古丁の雜文集『一知半解集』を読む―『満洲文壇』批判を中心に−(東京都立大学『人文学報』第311号、2000年3月)
【主な活動】「満洲国」文学研究会を共同運営。「中国帰国者二世・三世の会」代表。
【E-mail】ohkubo( )center.tmu.ac.jp (@を補う)