氏名 | 橋本 雄一 (はしもと ゆういち) |
専門研究 | 中国の近現代文学、なかでも近代日本が植民統治した時期の東北地方の中国文学です。 具体的に言うと、「満洲国」(1932〜45)における中国語作品と、それを生み出した中国人作家とを追いかけています。 ほかに、「満洲国」という時空間に生まれた言語・メディア状況、「民族」表象についてもゆっくり調べています。それにともなって近代日本(人)の対外感覚と認識にも興味があります。 |
主な論文 |
(※下記以外も含む一覧はこちら) ・「大東亜」の時間、ネイティヴの時間 −第二回大東亜文学者大会にある対重慶ディスクール− ・「五四」前後の大連における傅立魚の思想と言語 −1919年ごろの日本植民地に生きた中国知識人を観察するということ− ・「いま、ここ」からの私的な旅 −−石軍、金音、爵青らのテクストを例に 『満洲国の文化 −−中国東北のひとつの時代』せらび書房、2005年3月 ・象徴をこえて描写の地平へ――梁山丁による文学テクスト「拓荒者」の多様なコード 千葉大学外国語センター『言語文化論叢』第12号、2003年12月 ・声の勢力版図――「関東州」大連放送局と『満洲ラヂオ新聞』の連携 せらび書房『朱夏』第11号「特集 内と外のジャーナリズム」、1998年10月 ・固有語の力がぶつかりあう境域―〔満洲国〕の中国人作家の成立過程を追う 東京都立大学『人文学報』第292号、1998年3月 |
主な活動 | 文化探究誌『朱夏』(せらび書房)の編集委員。「満洲国」文学研究会の共同世話人。 |
所属学会 |
・中国文芸研究会(研究誌『野草』を刊行) ・現代中国学会 ・「満洲国」文学研究会(設立宣言や活動報告などはこちら) ・近現代東北アジア地域史研究会 |
所属 | 東京外国語大学 大学院総合国際学研究院 (中国語・中国近現代文学・植民地文化事情) |